【ストーリー①④】【大学3年/12月】就職するのがダサいと思うが、その重要性に気付いて就活を始める
華やかな大学生活を夢見ていた18歳の浪人時代から
学生起業を経て日本最大のIT企業で働くようになった
現在までの経緯をストーリー形式で記事にしたシリーズです。
全33話を予定していますので、ぜひ最初から読んでみてください。
就職がダサいと思っていた頃
今思えば、「ほんとに青かったな」と思うようなことですが、
学生時代にビジネスだとか営業だとか、そんなことに触れてしまったせいで
「就職って、人の下につくわけだし、なんかダサい」
という面倒な考えを当時持ってしまっていました。
営業でこそ全国2位を取りましたが、それでもビジネス等は当時未経験。社会人経験もゼロと言っても過言では無いような状態でした。
「満員電車に毎日乗りたくない(ダサい)」
「愚痴ではなく、夢を語りたい」
そんな風にして今まで自分自身を奮い立たせてモチベーションを維持してきたせいか、就職がダサいと考えるようになってしまっていたのです。
「就職した方がいい」と恩師やお世話になっていた社会人の方にアドバイスを受ける
私自身は「就職なんて....」と考えていましたが、
周りの大人たちは冷静に私にアドバイスをしてくださいました。
そのアドバイスは大きく分けると以下の2つのことに分類出来るのかなと今は思っています。
1. いったん就職してみないと、雇われる側の気持ちが分からない
仮に将来的に企業をしたりするのであれば、自分の部下や取引先などあらゆるところで”雇われる側”の人と接することになります。
その時にその人たちの気持ちや価値観が分からなければ話しになりません。
例えば、取引の際に相手が経営者であれば
「うちの会社の利益になるのであれば是非やりましょう。」となりますが、
もし散り日気の際の相手がもっと役職的に低い立場の人であれば、
「確かに利益出るかもしれないけどそれでうちの会社に大きな影響がでるわけでもないし。この取引始めたら夏休みとれなくなるかもしれないから上手く断ろう」
と考えたりするわけです。
実際いま就職してみても、自社の利益を考えて行動出来てる人は極めて少ないです。
そういった”雇われる側”の気持ちや価値観を知れば、提案の際に
「この提案は御社の利益にも繋がりますし、業務はほぼ御社にないので夏休みが潰れたりすることも無いですよ。ご安心ください。笑」
といった一言を添えることがで、結果的に受注に繋がったりします。
こういった一言を添えることが経営者には求められるため、就職し”雇われる側”の気持ちや価値観を知ることは重要なのです。
2. ”新卒”の看板が使えるのは今しかない
新卒という看板は就職活動にとって非常に有利です。
転職となるとそれまでのキャリア等で判断されますが、新卒は”ポテンシャル”で判断されることが多いです。
さらに、ある程度勉強を頑張ってきた人であれば学歴が生かされるので就職までの20年間を無駄にすることは有りません。
他にも、一般的には以下の様なメリットとデメリットが挙げられます。
就職することのメリット
- 毎月安定して一定額の給料を支給される
- 人脈が作れる
- 世間の評判が良くなる
- 安心できる
- 社会的信用を得ることができる
- 年金や保険など、面倒な手続きを請け負ってくれる
- 独りではできない大きなプロジェクトに携わることができる
- 社会的経験を積むことができる
- 自尊心
- マニュアル通りに動くだけなので楽
就職することのデメリット
- 時間が拘束される。
- 企業や会社によって差がある。
- 運が悪ければ雑用or社畜扱い
- 安定した収入を得るためには、健康でなければならない
- けがや病気で長期休養した場合に、給料が減るorもらえない
- 社内ルールに縛られる。
- 公共機関を利用しないといけないので、毎朝人ごみでストレスがたまる。
- ストレスがたまる原因が多い。(上司や部下、仕事の内容、クライアントの対応など)
- 転勤する可能性がある。
- 業績、ノルマが絶対評価であり、ここですべてが左右される。
- いつ会社が倒産するかわからない
- 自分がやりたい仕事をできるわけではない
学生時代での起業を諦め、就活を決意する
以上のような経緯があり、私は就職の重要性を理解しました。
そして、学生のうちに起業したりすることを諦め、就活することを決意したのでした。
そして、12/1。
リクナビの合同説明会に参加し、就活のスタートを切りました。
→続く
【ストーリー①⑤】【大学3年/12月】コンサル業界を受けるが、就活に違和感を覚える - 元学生社長の希少な戯れ言