元学生社長の希少な戯れ言

【ブログ7年目】フリーランス、学生起業を経て、日本最大のIT企業に就職した30歳が本音と真実を語るブログ

【ストーリー②⓪】【大学4年/4月】新卒人材紹介ビジネスを開始

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ストー リー記事とは?|目次   

華やかな大学生活を夢見ていた18歳の浪人時代から

学生起業を経て日本最大のIT企業で 働くようになった

現在までの経緯をストーリー形式で記事にしたシリーズです。

全33話を予定していますので、ぜひ最初から読んで みてください。

 新卒人材紹介ビジネスとは何か

新卒人材紹介ビジネスは、簡単に言えば

「就活生と採用担当のマッチング」

 をビジネスとします。

 

法人の採用担当にヒアリングを行い、欲しい人材を明確にした上で

それにあった就活生を探し出し紹介します。

 

就活生にとってもメリットは多く、

例えば私たちの会社では面接の手伝いや面接回数の削減などを行っていました。

直接、採用担当と話しをしているので、面接でどんなことを言えばいいか、だいたい分かるのでそれを教えちゃうわけです。笑

また、新卒人材紹介会社が厳選して就活生を紹介するので面接回数が減ることが多いです。

面接は1回で終わり。なんて会社も有ります。

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売り上げの話しですが、

企業に1人就活生が採用されると、平均で60万円が入ります。

なので月に10人紹介すれば月商600万円というわけです。

 

 まず就活生と、採用担当 両方の開拓を行う

このビジネスには就活生とのコネクションと、採用担当とのコネクションが必要になります。

そこでまず、双方の開拓を行いました。

 

就活生に関しては新卒作用スペシャリストのHさんが年間面接している3000人をまずはリソースとし、

採用担当に関しては法人営業を行って1社ずつ開拓していきました。

 

数か月で紹介先の企業は50社近くになり、その中には超有名企業や超人気企業などもあり、就活生に十分な提案ができるような規模にまで成長させることが出来ました。

 

新卒人材紹介の難しさ

新卒人材紹介をやるあたって、考えなければいけなかったことが3つありましたので、ご紹介します。

 

1.成果報酬(フルコミッション)

このビジネスは成果報酬なので、就活生が採用されなければ1円も自分の会社にお金は入りません。

しかし、もちろん学生を集めて厳選して送りだすまでには、それなりの工数をかけます。

 

成果報酬ということで採用担当からすればリスクは少なく提案しやすいですが、なかなか割に合ったビジネスにするのは難しい事業だと感じました。

 

2.採用担当のわがままに文句を言えない

当然ですが最後にOKを出すのは法人の採用担当です。

 

例えば、システムを作っているある小さなIT企業A社が、「学歴MARCH以上で、英語が出来て、javaとcのコードを書ける人材じゃないと採用しない」と言っているとしましょう。

当然ですがそのレベルの学生は一般的に安定の大企業か、高収入の外資か、夢のあるベンチャーに行きます。

そうなると、実質的にA社に紹介を行うのは困難になります。

 

あるいは、その法人が普通に面接して採用しているようなレベルの就活を紹介しても落とされることがあります。

1人60万円ということが明確に決めっていると、採用担当も最後の一手に踏み切れないようです。

(普通に採用する場合は広告費や人件費等で平均1人あたり74万円かかります。)

 

3.法人担当と、就活生担当でイメージが合わない。

通常、新卒人材紹介をしている企業は仕事を大きく2つに分けます。

1つは法人の採用担当とやり取りをする仕事、もう1つは就活生と面接したりする仕事です。

採用担当とやり取りする人を、RA:リクルーティングアドバイザ

就活生とやり取りする人を、CA:キャリアアドバイザ

と言います。

 

ここで問題なのは採用担当からヒアリングするRAと就活生を見るCAが異なることです。

 

実際に採用担当と話して、どんな学生が欲しいかがRAはよく分かっています。

しかしCAは普段、就活生とやり取りをしているので、RAとしっかり話しをして意識合わせしなければズレが生じてしまいます。

 

以上3点が新卒人材紹介をするうえで注意しなければならない点です。

 

 

そしてこのCAの仕事をする中で、就活生のリサーチを行うことになり、

いま働いている企業を受けることになります。

 

続く


【ストーリー②①】【大学4年/4月】就活生のリサーチのため、いま勤務している会社を受け始める - 元学生社長の希少な戯れ言