【ストーリー②④】【大学4年/5月】いま勤務している会社から内定をいただく
華やかな大学生活を夢見ていた18歳の浪人時代から
学生起業を経て日本最大のIT企業で 働くようになった
現在までの経緯をストーリー形式で記事にしたシリーズです。
全33話を予定していますので、ぜひ最初から読んで みてください。
偶然の内定
4月に、新卒人材紹介をするために就活生の調査として始めた就活。
受けていた会社は就活偏差値でいうと、資生堂とか富士ゼロックスとか明治とかKDDIとかと同じぐらいで、大学だと早稲田慶應が多く就職する会社でした。
私の通っていた大学は早稲田慶應より学歴の低い大学だったので、まあ受からないだろうと思っていたのですが、
父からアドバイスをいただいたり、
新卒人材紹介ビジネスをやる中でかなりの就活テクニックが見についていたこともあり5月のゴールデンウィーク明けには内々定(事実上の内定)をいただくことができました。
他に受けておらず一本釣りで内定をいただいたので、いまだに受かった理由がよく分からないですが、
逆に一本で受けていたのが良かったのかもしれません。
学科初の自由応募 内定
私の通っていた大学から、その会社に、過去にも何人か採用されていますが、
学部卒で自由応募をして内定したのは私が学科初でした。
その影響で学科内にいる就活担当の教授からは絶賛され、後輩からも多くのOB訪問依頼が来ました。
これは、かなり嬉しかったです。笑
就職する気がなかった当時の自分
しかし、当時の私は社長。
内定も一つの実績として捉え、就職する気はほとんど有りませんでした。
半分は、カッコつけで言っていた部分もありましたが。笑
まさかこの会社に入って、社長経験に負けず劣らずの成長が待っているとは思いもよりませんでした。
何かに夢中になっている時は自分を磨くチャンスですが、視野が狭くなるので同時に多くのことを見逃すピンチでもあると今では思います。
父への報告
内々定が出てすぐ、アドバイスをもらった父に報告をしに行きました。
病室に着いて父に内々定通知書を見せると、
「もうこれで、とし(私)には敵わないな」
と言ってもらえてとても嬉しかった反面、
「お母さんのことを頼むぞ」
と言われて、素直に喜べなかったのを今でも覚えています。
これは後から聞いた話しですが、
父が働いていたIT業界の一流企業から私が内定をもらい、
また父の助けで、二人三脚で内定を取れたことにはかなり嬉しかったそうで、
お見舞いに来た人に片っ端から自慢していたそうです。
父との仲は、かなり険悪だったのでその当時はそんなこと思いもしませんでした。
そんな父との別れがすぐそこまで、迫っていました。
→続く