【ビジネス】【就活】自信を付けたいなら、自分を信じるな!!【プレゼン】【アガらない】
みなさんこんにちは。真田です。
今回は自信の付け方について、書かせていただきます。
「自信」
生きていれば一度は直面する難しい問題。
私も23で起業した時には右も左も分からず、なかなか事業の計画も立たず、それでも社員達の人生を預かっている・・・でも自信をもって仕事をしなければ、どうしても推進力が生まれない。
そんな経験をしたことがあります。
社会人であればプレゼンやお客様との商談、ミーティングや影響活動など様々な場面で自信が求められ、
学生であれば発表や試験、就活などで自信が求められます。
そんな「自信」ですが、そもそもなぜ求められるのでしょうか??
自信とは何か
なんとなく自信があった方がいいのは分かっていても、自信がどのような効果を生むかは意外と語られていません。
まずは「自信」というものの意味と、その効果について確認していきます。
まず「自信」の辞書的な意味から。
じ‐しん【自信】
[名](スル)自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。「―を失う」「―満々」
ここで、能力・価値・考え方・行動という4つの言葉が出て来ました。
この4つについてじっっっくり考えてみると、
【能力・価値】
この2つに関しては外部からの定量的な評価が可能であることに気付きましたでしょうか?
能力というのは簡単に言うと小学校の時にあった「通信簿」みないなものです。
個人差はありますが努力すれば上がるし、怠れば下がる習性がありますよね。
よく、筋トレをすると自信がつくと言われることがありますが、それも身体能力と言う意味でこれに該当します。
それに対して
【考え方・行動】
この2つに関しては外部からの定量的な評価が出来ないですよね。
さっきの能力・価値については、下の通信簿で例えると「子供Aが優れている」という結論がでます。
===通信簿===
子供A:数学5、美術5
子供B:数学2、美術4
=========
しかし、もし仮にこのあと、子供Bが何かの影響を受けて「数学者に、おれはなる・・!!」と大使を抱いたとします。(ガリレオとか見たらこうなりますね。)
子供Aは医者を目指したとしましょう。
子供Bの抱いた夢は正しいでしょうか?間違っているでしょうか?
子供Aの行動の方が正しいでしょうか?
お気づきだと思いますが、この時答えはありません。強いて言うなら、2人とも正しいのです。
また、この後、子供Bがきちんと数学者というものを目指し、数学の世界の美しさや数学者の面白さを知っていき、数学が大好きになったとしましょう。
大学生になるころには子供Bの頭の中は数学で一杯。将来の夢は当然、数学者。昔は辛かった数学も今では自ら進んで勉強するようになる。
もしこんな状態になったら、きっと子供Bは生き方に自信を持っていますよね。
(片や、子供Aは生き方に自信を持てていないかも・・・)
この2つの自信はこの後も使いますので整理します。
【能力・価値】:外部からの評価が可能な、自分の能力に対する自信
【考え方・行動】:経験によって築かれた、自分の考え方に対する自信
自信をつけることによるメリット
そんな自信ですが、身につけることによってどのような効果があるのでしょうか。
あくまで一例ですが、私が調べた限りでもこんなにもたくさんのメリットが存在します。
- 他人に何を言われても、動じなくなる(左右されない、ブレない)
- へこむことが少なくなり、精神的に楽になる
- 人との関わりにも自信を持てるようになる
- 自分の思い通りに行動することができる
- 不安や心配が減る
- 人前で緊張しにくくなる
- 欠点を含めて自分を好きでいられる
結果的に楽しく幸せな、心身ともに健康な人生が送れそうですよね。
これは当然、ビジネス的にもプラスに働きますし、恋愛でも大きな効果を発揮しそうです。
なぜ自分を信じてはいけないのか?
この記事のタイトルでも述べていますが、
自信をつけるには自分を信じないことが肝心です。
これだけメリットがあることを知ってしまったら、自信をつけたくなってつい力んでしまいますよね?
ここで
話しは変わりますが、あなたに2つ質問です。
「ピラミッドは美しいですか?」
「仮に、二次元で見た時、ピラミッドはどんな形をしていますか?」
さて、まず1つ目の質問ですが、
多くの方は「美しい」と答えるのではないでしょうか。
しかし、実際に見てみると本当にピラミッドは美しいのでしょうか・・・
距離感を縮めてみましょう。さっきまで砂漠にそびえていたピラミッドは目の前にあります。そうただの四角い石の集まりです。
もっと近付きましょう。ごつごつの石です。
削れたり、欠けていたり、砂が混じっていたり・・・
これを美しいと言えるでしょうか。
次に、2つ目の質問です。
多くの方は「三角形」と答えるでしょう。
今度は距離感では無く、視点を変えてみましょう。
まず三角形といってもこれを二等辺三角形と見る人もいれば、もしかしたら正三角形に見える人もいるかもしれません。
また、真上から見たら・・・・そう四角形、長方形、正方形などの見方も出来ます。
つまりものごとというのは
距離感や視点で、見え方が異なる
ということがあるのです。
このピラミッドを自分に置き換えてみてください。
あなたには遠くから見た時、いいところと悪いところがある。
あなたには近くから見た時、いいところと悪いところがある。
そしてそれらは角度によって異なる。
もしあなたが自分を信じすぎるとどうなりますか?
人間は弱い生き物です。
自分にとって都合のいい距離感・視点でしか自分を見なくなります。
そうするとどうなりますか?
自分にとって都合の悪い距離感・視点は、目ざわりですよね?
だから自分にとって都合のいい距離感・視点に持ってきて(自分の土俵に持ってきて)、それを否定し始めてしまう。
そして自分にとって都合のいい距離感・視点でしか見なくなるため、自分が優れていると錯覚します。
そして過信により傲慢になり、成長が止まる。結果的にあなたの能力・価値は外部から見た時に魅力的ではなくなってしまうのです。
では、どうやって自信をもつのか?
「 自分を信じることで色んなデメリットが生まれることは分かったけど、じゃあどうやって自信を持つんだよ!」
こんな状態になりますよね。
答えは簡単です。
「人から見た自分を信じる」こと。
自分から見た自分ではなく、周りから見た自分を信じるんです。
私は元々、学生の就活をお手伝いする仕事をしていました。
そこで気付いたことがあります。
確かに、学歴の高い人・スポーツを頑張ってきた人の方がその優秀さが人に伝わりやすいです。
しかし、同じ年数を生きているわけだから、勉強やスポーツをやっていなかった分、何かに必ず秀でている点がありました。
例えば、リュック1つで海外旅行に何カ月も行ってしまう様な度胸を持っていたり、
遊び半分で始めたプログラミングが、独学ではあるけども学生のレベルをずば抜けていたり。
高学歴なんかよりよっぽど企業が欲しがる人材だったりするのです。
つまり人は見る距離感・視点によって価値が変わる。
人から見た自分の良い部分を素直に信じ、
直した方がいいと言われた部分は素直に直す。
信じる相手は多くなくていい。
それが家族でも、兄弟でも、親友でも、恋人でも。
その人が褒めてくれた自分の良い部分を大切にしましょう。そしてそれを誇りに思いましょう。
またその人が指摘してくれたことは素直に受け入れましょう。悪い部分をあなたに言ってくれる人は本当にあなたのことを思ってくれている人です。
親が本気で子供を叱るように・・そこには心がこもっています。心をこめて指摘してくれたなら、心をこめて精一杯努力して返しましょう。
でも悪い部分を直すことで一杯一杯にならないように気を付けてくださいね。
悪い部分なんて、直ったらラッキーぐらいでいいんです。
あなたに指摘してくれる人もきっと、 あなたの幸せが第一でしょうから。
おまけ:私の話し
新入社員として入社した後、私は同期会の会長に選抜していただきました。
同期会とは、400人いる同期の繋がりを何年も先まで続けて行こうという取り組みです。
運営委員として40人ほどが選ばれ、彼らと同期会について話し合っていました。
会長に選んで頂いて、会議などをする中で、私は困惑しました。
今まで私は社長と言う立場があり、絶対的な地位でものを言えばよかった。
しかし、今回はみんな同期です。一応、私が会長ではありますが同じ同期である以上は立場もくそもありません。
「俺は学生時代に起業してるんだから、彼らより上だ。」そう思えば自信をもって話しも出来たのでしょう。しかし、私にはそれは出来ませんでした。
そうやって人を見下して、偏った見方でしか自信を持てない自分がなんだか小さく見えてしまって。
私は自信の付け方を見失い、困惑し、うまく同期会を回せていない状態に陥りました。
そんな時に私に自信をくれたのが、同じクラスの本当に仲の良い同期達と親友達でした。
「真田の良さは何でも吸収して柔軟に自分の軸を変えられるところ」
「真田の良さは何でも一生懸命にやるところ。かっこつけてるより、泥臭く努力してる方が真田っぽい。」
「きっと大変なんだろうけど、いつでも真田の見方。真田が正しいと思うならそれが正しいよ」
「さなちゃん、そろそろ壁作ったりかっこつけるのやめやー!」
・・・・・・等など
「俺は学生の時に一歩先をいってるし・・・」という気持ちがあったからか、かっこつけたり、同期に壁を作っていた自分。
その自分の視点では気付かなかった自分の良い部分を周りに言ってもらえて、気付いたんです。
「こいつらが言ってくれてることを信じて、全力でやってみよう」
そうしたら自然と自信がわき、委員1人1人と向き合えるようになり、
周りの協力もあって、1回目の同期会を見事成功することができました。
今でも、初対面だとかっこつける癖がだいぶ残ってますが。笑
※最後に※
最後に、この自信に対する考え方もあくまで私の考え方に過ぎません。
違う!と感じる方もいれば、一理あると感じる方もいるでしょうし、確かに!と考え方を変える方もいるでしょう。
何か「自信」についてお悩みの方に、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。