【ストーリー①】【大学1年/4〜7月】浪人から大学入学、ギャップ、父のガン
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【ストーリー⓪】この4年間のストーリーを書きます! - 元学生社長の希少な戯れ言
浪人生活と父のガン
高校3年間をテニスに捧げ、
その結果浪人することになってしまった2009年4月。
父が勤務先で右足の痙攣を起こし、入院。
検査の結果、頭部に悪性の腫瘍が見つかり、すぐに手術。
手術は無事成功。
しかし、ガンというのは頭に最初にできるものではないらしく、
転移して頭にきたらしい。
しかも頭にあったガンはステージ4(ステージは1から4あり、4が1番進行した状態。)
つまり元のガンもステージ4の可能性が高い。
1年もたないかもしれない、と医者には告げられた。
では元のガンは、どこにあるのか?
そんな不安を抱えながら、半年の浪人生活が過ぎた。
浪人中は河合塾池袋校に通っていた。
行きも帰りも楽しそうな大学生が電車の中にいたりして、
「来年以降は、めっちゃ遊んでやる…」
そんなことを毎日考えていた。
半年経った2009年秋、父のガンがもう一つ見つかる。
食道ガンだった。
案の定、ステージ4まで進行しており、
大手術を行い、術後も生死の境をさまよいながらも、なんとか持ち直した。
受験の方は第一志望に落ちたものの、それなりの大学に受かり、晴れて2010年4月から楽しい楽しい大学生活がスタート!
するはずだった。
大学生活のギャップ
いざ入学してみると、想像していた大学生活とは、かけ離れた現実が待っていた。
理系ということもあり、ほぼ男。
しかも半分以上が、いかにも理系。
インカレのテニスサークルに入るが、酒がツラい上に何か、しょうもない気がして行かなくなる。
かといって、大学に行かないわけにはいかない。
理系の大学生活というのは本当に自由がなくて、とりあえず月曜から金曜まで毎日9時〜18時で授業があった。
しかも通学が2時間かかる場所で、最速で6時起き、20時帰りの大学生活が待っていた。
当時は逃げ出したくなるほど辛かった。
仮面浪人して、多大の文系学部でも受けようかとその後は幾度となく考えた。
しかしそんなフラストレーションのやり場が、このあと見つかる。
(当時の写真)
→続く