【ストーリー①⑦】【大学3年/1月】Hさんに会社を譲渡していただき、社長になる
華やかな大学生活を夢見ていた18歳の浪人時代から
学生起業を経て日本最大のIT企業で 働くようになった
現在までの経緯をストーリー形式で記事にしたシリーズです。
全33話を予定していますので、ぜひ最初から読んで みてください。
社長やってみる? 突然の一言
「真田さん、そのまま普通に就職しちゃうのはもったいないかもしれないですね。ぜったいすぐ辞めてしまいますよ。」
Hさんはそう言うと少し考え、
そして私にこう言いました。
「社長やってみる?」
私:え?
最初は驚きましたが細かく話しを聞いてみると、
・Hさんはもう1つ会社を持っている
・年間3000人会う就活生をリソースにビジネスが出来る
・もう1つの会社の方で、既に人材紹介の免許を取っている。
・あとは営業力のある人間がこのビジネスを起こすだけ。
・やるのは人材紹介先の企業開拓と、就活生の面談。
・2年前からこのビジネスは考えていたが、営業で全国2位をとった真田君なら任せられる
という事情があったようで、こちらとしても願ったりかなったりの状況でした。
周りからの反対意見と、欲に負けた自分
その時点で、Hさんと会ったのはわずか2回目。
ビジネスは”信用”とよく言いますが、信頼関係が築けているとはとても言い難い状況でした。
「やるにしてももう少し信頼関係が築けてからの方がいいんじゃないか。」
そんなアドバイスを何人からもいただきました。
上記のことは、頭では分かっていたのかもしれません。
信頼関係が大切なことは何度も恩師から聞いていましたし、自分自身も信頼関係のある人とそれまで仕事をしてきていたからです。
しかし同時に、
「社長になりたい」という気持ち。
「就職せずに独立したい」という気持ち。
「自分を試してみたい」という気持ち。
「Hさんに必要とされている。嬉しい」という気持ち。
それらの欲が自分自身の中にありました。
そして私はその欲に負け、その後2回ほどHさんと打ち合わせをしたのち社長となったのです。
今振り返るとそんな気がします。
会社のホームページで使っていたプロフィール写真。
ちなみに、いまの会社のエントリーシートはこの写真で出しました。笑
→続く
【ストーリー①⑧】【大学3年/2月】まず社員に営業力を付けさせるために飛び込み営業を始める - 元学生社長の希少な戯れ言