【ストーリー③①】【大学4年/10月〜】空白の半年間、卒論
華やかな大学生活を夢見ていた18歳の浪人時代から
学生起業を経て日本最大のIT企業で 働くようになった
現在までの経緯をストーリー形式で記事にしたシリーズです。
全33話を予定していますので、ぜひ最初から読んで みてください。
空白の半年間
社長を辞めた10月から3月まで、
それまで駆け抜けてきたのが嘘のようにピッタリ成長が止まりました。
1番の理由はストレスでした。辞めると決めてから引き継ぎを行うまでの1ヶ月、辞めることが決まっているのにオーナーと毎日会うと、罪悪感に苛まれて非常にストレスでした。
それが1ヶ月も続けば、
「もう死ぬまで社長なんかやるか!」
という気持ちにならざるを得ませんでした。
自己研鑽をしない期間は、だらだらと続き、なんだかんだで就職するまでの半年間ほどになりました。
ただ、特に後悔はしていません。
この時休みながら反省をしたり自分自身と見つめあったことで、いま改めて走ることができているからです。
卒業研究
AR拡張現実とは? | ナレッジワークス株式会社
AR(Augmented Reality)とは、目の前に広がる現実の空間とそこから得られる様々な知覚情報に、デジタル情報を重ね、融合することで、現実を拡張したり強化したりする技術です。現実世界とデジタル世界が重なった、実際には見えないものを可視化する、これまでにない空間を創り出すツールと言えます。
人間の視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などの5感を拡張するだけでなく、身体部位や身体の動きも拡張し、そこからコミュニケーションを増進させるツールとなってきています。
↑QRコードの上に椅子の画像を出力するAR
この技術を利用して、自動車の事故を減らす研究を行いました。
画像処理が必要だったので、c++を急ピッチで勉強し、12月は朝から夜まで研究室に通ってプログラムを完成させました。
そして1月前半で実験とデータ整理を行い、1月末の発表までに論文を完成させました。
営業経験等があって、プレゼンは得意だったので 発表もなんとかこなし、なんとか論文を提出することができました。
とはいえ、先輩や研究室の仲間にかなり手伝っていただきました。
ここでも人に恵まれてましたね…笑
ほんとに感謝です。
そんなわけで、空白とは言ったものの卒業研究を通してプログラミング技術を向上させることが出来たのは大きな経験でした。
ほんとにゼロから組み上げたので、しかも1000行以上 あったので、動いた時の達成感はものすごく大きかったです。
モノづくりは成果が目に見えて楽しいですね。
それまで営業とかプレゼンが得意だと思っていたのですが、
「プログラミングもかなり好きなんだな」
ということに気付くことができました。
そして、長い大学生活を終え、卒業へと向かって行きました。
→続く