元学生社長の希少な戯れ言

【ブログ7年目】フリーランス、学生起業を経て、日本最大のIT企業に就職した30歳が本音と真実を語るブログ

【ストーリー②⑥】【大学4年/6月】父の他界

前回までの記事を読んでいない方はこちら ↓

ストー リー記事とは?|目次   

華やかな大学生活を夢見ていた18歳の浪人時代から

学生起業を経て日本最大のIT企業で 働くようになった

現在までの経緯をストーリー形式で記事にしたシリーズです。

全33話を予定していますので、ぜひ最初から読んで みてください。

 父の他界

2013年6月14日金曜日。

その日も父の見舞いに午後から行くことになっていました。

午前中、私は夏服を出すため、模様替え。母は部屋の掃除。

13時過ぎに家を出て、電車で病院へ。

 

午前中から病院へ行けばよかったと今では後悔しています。

「今日は荷物が多いし、タクシーで行く?」なんて会話もしたので、後悔だらけです。

 

病院の最寄り駅のホームに着いた直後、母の携帯電話が鳴りました。

内容は聞こえませんでしたが、母が急に走り出したのですぐに状況は掴めました。

いわゆる「危篤状態」なのだと。

危篤状態とは

そのとおりで、回復の見込みなく、まぢかに死がおとづれるであろうと、医師が判断した重篤な状態。
確定的な定義があるわけではないが、血圧が低下するとか、呼吸が微弱になるとか、意識状態が悪くなるとか、医療行為によって回復することができない場合。
たいてい、医師の経験から判断され、家族に告げられ、合わせるべき親族等がいたら呼ぶようにいわれることが普通。
1日もたない場合もあれば、数日もちこたえる場合もあるが、いずれ死亡することが明らかな、言ってみればさじを投げられたような状態というか手の施しようがない状態。

 

3分ほど走って病院に到着。

着いた時には心電図が外されていて、もはや息があるのかないのか、まだ生きているのか既に死んでいるのかも分からない状態でした。

 

事後に医者から聞いたところによると、

前日に催眠作用のある薬(医療用麻薬)を投与し始めたことが原因で呼吸能力が低下し、心拍数と呼吸が徐々に低下し死に至ったようです。

 亡くなる前日に病院から電話があり、上記の薬を投与する確認の電話が来ていたことをその時思い出しました。

 

母も私も泣き崩れ、

ただただ悔しかったです。

 

 

亡くなった後の流れ

人が亡くなると、だいたい以下の流れで納骨に至ります。

 

1. 死去

 

2. 病院の地下に運ばれ、看護師&医者がお線香

ニヤついてる看護師がいて、母がキレました。笑

 

3.斎場へ移動 

家の近くか、契約している斎場、もしくは病院が紹介してくれる斎場へ連絡をして、病院まで迎えに来てもらいます。

私の家の場合は家の近くの斎場に、事前に会員登録的なことをしていたため、その斎場に連絡をしました。

車に遺体を乗せて、助手席には母が乗り、私と弟はタクシーで斎場へ向かいました。

 

4. 霊安室で保管される。

斎場に着いた後は霊安室で保管されます。

ほぼ冷凍なので、遺体はかなり冷やされます。

面会室があり、お願いすれば故人とは対面することができます。

 

5. 一度、家に運ぶ

これは我が家のわがままだったのですが、葬式までの間に3日ほど遺体を自宅に安置させてもらいました。

「一度、家に帰らせてあげたい」

そんな想いがあれば必ずやった方がいいと思います。

 

6. お葬式の打ち合わせ・準備

斎場側とお葬式について打ち合わせを行います。

祭壇の大きさや、生花・缶詰・果物の数、来場者の見積り、お食事の内容について話し合います。

費用は合計すると、ざっと100万ぐらいです。

 

また、宗教についても尋ねられます。

仏道か神道か。

縁のあるお坊さん・神主さんはいるかなど。

 

7. お通夜

お葬式の1つ目はお通夜です。昔は夜通しで故人のことを語らったことからそのような名称になっています。 

夜から始まることも有り、告別式よりもこちらの方が来場者が多く来ます。

儀式をして、 お寿司等を食べて、終わりです。

 

f:id:toshihiro1010:20140927140122j:plain

 

8. 告別式

お葬式の2つ目は告別式です。その名のとおり、お別れの儀式で、火葬場に行き、式が終わるころには故人は遺骨となります。

まず最初に斎場で儀式を行い、お別れの儀を行います。

棺桶に花を入れたりして、ふたを閉じます。

火葬場に移動して、またまた儀式を行い、焼き終わったら遺骨を壺に詰めます。

2人で箸で骨を同時に持って壺に入れます。

その後は斎場に戻り、精進落としと言われる料理を食べて終了です。

 

9. 宗教による儀式

宗教によって儀式を行う日にちが変わります。

一般的な仏道の場合は下記のようになります。

忌日法要
初七日 しょなのか 命日も含めて7日目
二七日 ふたなのか 命日も含めて14日目
三七日 みなのか 命日も含めて21日目
四七日 よなのか 命日も含めて28日目
五七日
(=三十五日)
いつなのか
(さんじゅうごにち)
命日も含めて35日目
六七日 むなのか 命日も含めて42日目
七七日
(=四十九日)
なななのか
(しじゅうくにち)
命日も含めて49日目
百カ日 ひゃっかにち 命日も含めて100日目
年忌法要
一周忌 命日から満1年目
三回忌 命日から満2年目
七回忌 命日から満6年目
十三回忌 命日から満12年目
十七回忌 命日から満16年目
二十三回忌 命日から満22年目
二十七回忌 命日から満26年目
三十三回忌 命日から満32年目
三十七回忌 命日から満36年目
四十三回忌 命日から満42年目
四十七回忌 命日から満46年目
五十回忌 命日から満49年目
百回忌 命日から満99年目

 

神道の場合だと下記のようになります。

死亡日を
加えた日数
呼称法要の内容
翌日翌日祭 省略することが多い。
10日目十日祭 親類、縁者、友人、知人を招き盛大に営む。
20日目二十日祭 遺族・近親者で行うことが多い。
30日目三十日祭
40日目四十日祭
50日目五十日祭 忌明け この日の翌日に清祓うの儀を行う。
親類、縁者、友人、知人を招き盛大に営む
100日目百日祭 遺族・近親者で行うことが多い。
1年目一年祭
2年目二年祭
3年目三年祭
5年目五年祭
10年目十年祭
20年目二十年祭
30年目三十年祭
50年目五十年祭
100年目百年祭

 

10. 納骨

告別式から1年以内に、遺骨をお墓に納めます。

 

半年は気持ちの晴れない日が続く

悲しみは死ぬまで続くと思いますが、

半年は気持ちが落ち込み続けました。

もちろん、人が集まる場などでは笑ったりしますが、心の中が冷めたような感覚が続きます。

 

そんな気持ちで社長業に戻れるはずもなく、数週間は休ませていただきました。

 

そして、少し前向きになれたところで社長業に復帰しました。

 

続く


【ストーリー②⑦】【大学4年/7月】社長業に復帰 - 元学生社長の希少な戯れ言