元学生社長の希少な戯れ言

【ブログ7年目】フリーランス、学生起業を経て、日本最大のIT企業に就職した30歳が本音と真実を語るブログ

【ビジネス】謙遜はやめて、謙虚に

みなさんこんにちは。さなだです。

 
日本の文化として謙遜とか謙虚とかってありますが、みなさんは使い分けていますか…?
 
辞書的な意味は色々とあると思いますが、ぼくの僕の個人的な見解を今日はお話ししていきたいと思います。
 
 
 

謙虚は根本に、感謝と自信がある

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これはあくまで自論ですが、
謙遜とは以下のようなものだと考えています。
 
「いやー、○○君は本当にすごいね」
 
「全然です。」
 
これに対して、謙虚とは以下のようなものだと考えています。
 
 
「いやー、○○君は本当にすごいね」
 
「△さんがいつも親切に教えてくださるからですよ」
 
 
なんとなく違いを理解していただけましたでしょうか。
 

謙遜というのは自分をまだまだと下げていますが、謙虚というのは認めた上で誰かのおかげであると述べています。

 
 
 

謙遜は、失礼

 
謙遜するということは、自分を下げることです。
これは、普段お世話になっている人に対して失礼だと僕は感じます。
 
人間だれしも、誰かに支えられて生きています。
まして、人から褒められるような何かがあるのであれば、必ず誰かに助けられているはずです。
 
例えば僕が、
 
「とーます君、学生の時に社長やってたなんてすごいね」
 
「全然ですよ。まだまだこれからです。」
 
と返したら、
 
社長をやっていた時にお世話になった方々や、自分の部下に失礼になります。
 
褒められたらきちんと受け止め、それは1人ではなしえなかったことだと伝えましょう。
自信は持ってもいいですが、高慢になるのはあまり良いことでは有りません。
 

実るほど頭を垂れる稲穂かな

人は、誰かについていく時や、誰かと何かをする時、その人間性を見て判断することが多いです。

 

  • 人を大切にする人なのか。
  • すぐ人の意見を否定していないか。
  • 不満や愚痴を言っていないか。

人のことばかり評価しがちですが、意外と自分も同じ軸で見られています。

 

 

実るほど頭を垂れる稲穂かな

 

 

皆さんも謙遜ではなく、謙虚な姿勢で生活してみてください。

【ビジネス】メスとノコギリを持て

みなさんこんにちは。さなだです。

 

 

ぼく今は色白と言われるんですが、高校生3年間はひたすらテニスしてて、

 

夕方の16時に学校行って部活して帰ったりとかしてました。笑

 

 

そんな感じで全く勉強をしていなかったら、案の定、浪人してしまいました。

でもそのおかげで、素晴らしい教師の方々に出会うことができたので今では浪人して良かったなと思っています。

 

その頃の英語の先生に教えていただいたことが、今でも仕事にものすごく使えているのでご紹介したいと思います。

メスとノコギリを持て

  

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人は往々にして、目の前のことに夢中になってしまいます。

目の前に何かが来て初めて行動することが多いでしょう。

 

これは日本の教育が「マニュアル・タスク制」だから仕方ありません。

 

 

これぞまさしく

メス

です。

 

 

しかし、

 

 

起業するにしても、昇進するにしても

 

優れた人は皆、長期的・多角的視野を持っています。

 

ものごとから一歩引いて俯瞰して考えることで、

今まで見えていなかったものが見えるようになったりします。

 

これが

ノコギリ

です。

 

メスとノコギリを使いこなせないと、こうなる

そんな抽象的に言われても分からない....となると思いますので、具体例を用いて説明していきます。

 

例えば、

あなたはサラリーマンで上司からこんな感じで仕事を渡されたとしましょう。

 

  1. 今日の会議の資料を印刷しておいてね。
  2. 会議が終わったら今週中に議事録書いてね。
  3. 1ヶ月ぐらい先になるけど、遂にお客さんの前でプレゼンしてもらうから準備しておいてね。

 

こんな時、まずはノコギリの出番です。

 

メスとノコギリを使いこなせないと、こうなります。

 

  1. 「資料足りないんだけど、どうなってんの?」
  2. あれ、なに話してたか覚えてない.......
  3. やばい、明後日プレゼンだ。全然準備できなかった。

 

 

「いやー、これは無いだろ」

って思ったあなた。

気を抜いてると意外とありますよ。

 

でも、

「どう気を付ければいいか分からない」

と思うんです。

 

 

 

そこでメスとノコギリの登場です。

 

 

ノコギリは全体をザックリ切り、メスで切りやすくします。

 

具体的なことは考えずに、まずはノコギリで分解していきます。

 

  1. は枚数や種類が分からないからすぐに先輩に確認しよう。
  2. をやるためには会議中のメモが大切だから、予め資料に目を通しておこう。
  3. は先のことだけど、パワポの使い方がまだ全然分かってないから、まずは帰りに本を買って勉強しよう。

そしてバラバラにした後に

 

メスで具体的にタスクをこなします。

そうすれば

  1. 資料を完璧に印刷
  2. 資料に目を通して余裕のある状態で会議に出席し、議事録に集中
  3. 事前に勉強・練習して準備万端でプレゼン

というように理想のアクションに繋げることができます。

 

 

まずノコギリで切って、戦略を立てる。

いきなりメスを持ってしまうと、全体が見えなくなりミスが生じやすくなります。

 

だからまずは、どんな時もノコギリを意識しましょう。

 

まずノコギリで切って、戦略を立てることでミスが減り、効率的にものごとを進めることができます。

 

 

これを抽象度とか言ったりもします。

 

メスとノコギリをバランスよく使って、

カッコよく仕事をこなせるビジネスマンを目指しましょう。

 

【ビジネス】利益に目を向けろ

みなさんこんにちは。さなだです。

 
僕はいま某IT企業に勤めているのですが、今流行りの
 
グローバル
を進めています。
 
まあ海外M&Aやってるだけなんですけどね。
M&Aっていうのは、別の企業の株を買いまくって経営権を取得して、吸収しちゃうことを言います。
 
海外のビジネスは、
その土地の歴史だったり文化だったりが分かっていないとビジネスにならないです。
そういった意味では新たに日本から海外に会社を立てていくより、現地のことを理解している会社をM&Aしていくのが賢いのかもしれません。
 
 

売り上げが伸び続けているから大丈夫?

 
私がまだ1年目ということもあるかもしれませんが、周りの社員の話しを聞いているとだいたい売り上げがどうこうということで会社の業績を議論しています。
 
会社としても対外的にそれを謳ってます。
 
 
うちの会社の場合は、海外の売り上げが伸びまくってる(M&Aしまくって、子会社の売り上げを吸収している)ので全体として伸びている様に見えます。
 
 
しかしよく見ると、国内はガンガン売り上げ下がってたり、利益は伸びてなかったり、子供だましにも程があるだろうと思います。
 
 
起業だったり、ベンチャー転職を考えている方はこうなってはいけません。
 
最終的に会社に残るのは、利益なのです。
 

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そもそも売り上げとか利益ってなに?

 
ってなると思うので、ちょっと説明します。
 
例えば、ラーメン屋さんを営んでいるA社があるとしましょう。
 
ザックリ言うと、売り上げとは
 

ラーメンの値段×売れた個数=売り上げ

 
です。
 
そして利益とは
 

売り上げ - 材料費 -家賃 -雑費 =粗利(粗利益)

 

粗利 - 人件費 = 利益

となります。
 
粗利という言葉はよく使いますよ。
ぶっちゃけ人件費は調整が効くので、それ以外で収支を見ることが多いです。
 
ちなみに、この最終的な利益に対して法人税がかかります。
 

このラーメン屋を例に、売り上げの怖さをお伝えします。

 
(これはフィクションなので、細かい比率等は気にしなくて大丈夫です)
 
このラーメン屋のここ3年間の売り上げが以下のようになっていたとしましょう。
 
2011年 4800万円
2012年 6000万円
2013年 1億800万円
 
あなたはどう感じますか?
 
成長企業だと感じますか?
 
このラーメン屋に就職してもいいと思いますでしょうか?
 
 
では、ここまで知ることができたらどうでしょう。
 
2011年
売り上げ 4800万円
材料費 1920万円
家賃 600万円
雑費 480万円
粗利→2800万円
人件費 1200万円
利益→ 1600万円
 
2012年
売り上げ 6000万円
材料費 2400万円
家賃 1200万円
雑費 1000万円
粗利→1400万円
人件費 1500万円
利益→マイナス100万円
 
2013年
売り上げ 10800万円
材料費 4000万円
家賃 3600万円
雑費 2000万円
粗利→1200万円
人件費 1800万円
利益→マイナス600万円
 
 
売り上げを上げるためにA社は事業を拡大しました。
そのため店舗が増えて家賃は上がり、人手を増やさなければお店が回らないため人件費も増えました。
 

売り上げは伸びていても、この会社は危ないということが分かります。

 
そして、従業員にとっては、もうひとつ大事なことがあります。
 
 
 

会社が生き残っても、自分が残るかは分からない

 
近々A社は事業の縮小を行い、存続を図ります。
店舗を減らすのです。
そうなると、
人手が必要なくなります。
 

人件費の削減です。

 
その結果以下のような収支になり、A社は存続しました。
 
2014
売り上げ 8000万円
材料費 3200万円
家賃 2000万円
雑費 1200万円
粗利→1600万円
人件費 1400万円
利益→200万円
 

しかし、この時3割の社員がリストラされます。

 
会社が生き残ることと、従業員が雇われ続けることは全く関係ないのです。
 
 
起業する方であれば、
自分の従業員を守るためにも必ず、利益を意識しなければなりません。
 
 
 
売り上げの怖さについて理解いただけましたでしょうか?
 
上場企業であればHPで色々と見ることができるので、是非確認してみてください。
 
 

【起業】 「社長になりたい」が1番危ない

みなさんこんにちは。さなだです。

 
地下鉄の広告に、渋谷ヒカリエ creative lounge mov が載っていました。
 
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完全にカフェですね。笑
そもそもcreativeってなんやねん とツッコミたくなる名前です。
 
最近はフリーランスのデザイナーだったり、起業家が増えているんでしょうね。
こういうスペースが渋谷にできたということは、そういうことだと思います。
 
渋谷といえば、元々は10年ぐらい前にIT起業家の町として栄えたみたいです。
かの有名なサイバーエージェントがその代表ですね。
 
当時はIT革命の波に乗り、一攫千金を狙った起業家が次々と起業したそうです。
そして何社かが上場を果たし、
そしてITバブルの崩壊とともに多くの会社が倒産したそうです。
 
 
兎にも角にも、
 

今は起業家ブームと呼ばれる時代です。

 
確かに、大学生のころ、いろんな場所で"起業家"というものを見ました。
(ほとんどが、ただのイベンターでしたが…)
 
時代の不安定さを誰もが感じ取り、会社にぶら下がるだけじゃ危ない!と考えている人が増えてるのかもしれませんね。
 
 
そんな時代ですから、会社を辞めて起業だったり、週末起業を考えている方も少なくないかと思います。
 

起業ってそんなに難しいことじゃない

法改正によって今は1円から株式会社を設立できるようになりました。
インターネットによって情報は誰でも得ることが出来、がむしゃらに頑張るのであればいくらでも仕事は有ります。
 
例えば、
・生命保険営業
・個人宅営業
・店舗営業
・営業代行
テレアポ代行
など、特定のスキルや知識、資金がなくても始められるビジネスは、たくさんあります。
極端にいえば、資本金1円で始めても売り上げ1000万ぐらいは可能という話しです。笑
 
 

「社長になりたい」なら今すぐなればいい

 
つまり、ただ社長になりたいだけなら、
いつでも誰でもなれる
そんな時代なのです。
 
 

何のために起業するのか

そろそろ気付いている方もいらっしゃるでしょう。
「社長になりたい」がゴールの人には、正直、社長は向いていません。
 
つまり、
 

ビジネスというのは目的のための手段

でしかないのです。
 
 
お金持ちになりたい…
 
広い家に住みたい…
 
世の中を良くしたい…
 
自分の存在を知らしめたい…
 
 
そんな願いを叶えるための手段がビジネスなのです。
そして、
 

あなたの目的によってビジネスの形も変わる

 
ということも知っておいてください。
 
 
例えば、
 
時間の余裕が欲しい
 
という目的でビジネスを始め、起業した人が
「自分自身のトーク力を生かした営業の仕事」
を選択したら、
 
どうなるでしょう?
 
 
会社が相当な規模にならない限りは、自分自身が前線に立ち続けねばならず、むしろ時間は無くなってしまいます。
 

だからまずは、本当にやりたいことを見つけましょう

 
周りが成長していたり、何かに突き進んでいる姿を見ると、
劣等感を感じたり悔しくなります。
 
でも、基本的に自分の目的と他人は関係ありません。
 
なので、

比較しても仕方ない

のです。
 
 
焦らず、自分のやりたいことを見つけ、
 
その手段としてビジネスを選択した時、
 
恐ろしいぐらいのパワーでビジネスに打ち込むことができると思います。
 
 
 
 
もしまだ目的が見つかっていないのに起業を考えているのであれば、
 
まずは目的を探すところから始めるのをオススメします。